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三進金属工業、多段式植物工場を40ftコンテナにユニット化

2016/11/24

三進金属工業(株)は11月9日、新開発の高効率栽培ラックを使用して、完全人工光型の植物工場を40ftコンテナにユニット化した新製品を発表した。

植物工場事業の採算性の難しさに注目が集まり、大規模な植物工場の建設にすぐに乗り出せる企業が少なくなってきている。これを受けて同社は、大規模植物工場を建設する前のテストプラントとして使用できるオールインワン・ タイプの輸送用40 フィートコンテナ40ftコンテナを利用した完全人工光型植物工場ユニットを開発した。

大規模な植物工場事業に進出する企業が、実際に栽培施設の建設を行う前に、栽培が順調に行われるよう小規模の栽培施設のテストプラントを作って実際の栽培を行ってみる場合が多くある。そのようなニーズに応えるため、これまでもコンテナ利用の植物栽培ユニットは数社から発売されている。

今回開発した新製品では、段数を従来比1.5倍に増やした新開発の高効率栽培ラックを採用し、また照明はLEDを使用した節電タイプとなっており、節電しながら作物の収穫量がこれまでの 1.5 倍となる従来製品より採算性が良いタイプ。収穫量は日産80株。

発売は来年2月1日、出荷開始は4月1日を予定している。初年度の目標販売台数は20台、売上げを3億円と見込んでいる。


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