[最新ニュース] その他

トッパン・フォームズ、色変化で凍結知らせる保冷剤改良

2016/06/23

トッパン・フォームズ(株)は、 高機能保冷剤「メカクール」の-18℃帯を改良、融解時と凍結時の色変化で凍結状況を目視できるようにし、6月23日より販売開始した。

同製品は冷凍倉庫の実用温度である-23℃で凍結するため、既存の冷凍設備をそのまま使用でき、保冷箱と組み合わせることで冷凍品の配送に最適な-18℃を長時間保持できる。

今回、主材料の変更による新処方(特許出願中)で、融解時に紫色し凍結時に黄色になるという“見える化”対応を-18℃帯でも実現。凍結不十分の場合は目視確認できるため、運用ミスで輸送中に保冷箱内の温度が上昇する危険を回避できる。

-18℃帯はメカクール出荷量の半数を占める主力商品。今回の改良で“見える化”品は-2℃帯と-5℃帯、-25℃帯を合わせて4つの温度帯が揃い、さまざまな用途に対応可能と なったことから、同社は定温輸送ソリューション全体で2016年度に11億円の売り上げを目指す。

●融解時・紫色(左)、凍結時・黄色(右)

|↑一覧に戻る|