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三井ホーム、コネックトラス構造の木造大規模倉庫棟完成

2016/06/15

三井ホーム(株)は6月15日、グループの三井ホームコンポーネント(株)が林野庁の補助事業として取り組んできたCLTを用いた事務所棟の完成と、あわせて隣接敷地においてコネックトラスを用いた大空間木造建築物である大規模木造倉庫棟の完成を発表した。

コネックトラスは、同社が独自開発したステンレス製接合金物「コネック」をトラスと呼ばれる堅固な構造方式に使用し、これまで不可能とされていた木造によるロングスパン(大空間)の建築を可能としている。鉄骨トラスと比較しても強度は遜色なく、熱による変形が少ない点で鉄骨より優れており、錆に強く重量も軽いため建物全体の荷重を軽くできることから耐震性も向上する。またトラスの特性でもある隙間を利用して設備配管を計画することで、断面の欠損や下がり天井などもない効率的な空間利用を実現している。

※CLT=Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティッド・ティンバー)はひき板の層を各層で互いに直交するように積層接着したパネル及び、それを用いた構法を示す

●コネックトラスにより木造で大空間を実現した倉庫棟

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