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日本初のドローン国際展示会が来年3月開催

2015/03/27

日本で初めてとなるドローン(無人飛行機)専門の国際展示会「Japan Drone 2016」(ジャパン・ドローン2016)が来年3月、千葉の幕張メッセで開催される。

主催するのは、ドローン産業の振興を目的に活動する(一社)日本UAS産業振興協議会(JUIDA)。会期は2016年3月24日~26日までの3日間。展示会に加え、ドローンを巡る安全なルール作りなどをテーマにした会議も開催する。

3月26日に都内で開かれた記者発表会で挨拶したJUIDA理事長の鈴木真二氏は、「日本のドローン技術は、機体だけでなくセンサーや画像処理などの関連技術で高いものがあり、それらを世界に向けて発信する場にしたい」と述べ、同時に開催する会議ついて「ドローンを安全に運用して、有益な利用方法を世界の皆さんと協議したい」と語った。

会議については、JUIDAの活動を紹介した事務局長の熊田知之氏も言及し、ドローンの急速な発達・普及で機体が有人航空機の空域に入ってしまう可能性や、一部で墜落事故を起こっている現状を指摘。「今の段階では重大な事故はないが、早めにしっかりとした安全ガイドラインを作っていく必要がある」と訴えた。

展示会では、ドローンの機体・関連技術だけでなく、ドローンを利用したサービス(空撮、施設点検、物流など)や、ドローン向け保険などの関連サービスでも出展社を募り、民生用ドローン産業120社(予定)が集まる一大祭典になる。また、商談の場とする以外に、一般向けにはドローンのデモフライト(フライトショーケース)やコンテストの開催なども計画中だ。

開催概要
名称:Japan Drone 2016(ジャパン・ドローン2016)-Expo for Commercial UAS market-
会期:コンファレンス…2016年3月24日~25日
   展示会…同3月24日~26日
   フライトショーケース…同3月24日~26日
会場:幕張メッセ
主催:(一社)日本UAS産業振興協議会
共催:(株)コングレ、(株)スペースメディアジャパン
出展規模:120社(予定)
出展対象分野:(1)ドローンおよびプラットフォームを構成する分野(アプリケーション・ソフトウェア、カメラ&イメージングシステム、データ&通信システム、開発サービス、グランドコントロールシステム、材料および製造装置、推進装置&パワーシステム、バッテリー、ナビゲーション&ガイダンスシステム、ロボティクス技術など)/(2)ドローンを利用したサービス(空撮、調査、警備、測量、施設の点検、物流、農業利用など/(3)その他のサービス(ドローンに向けた保険、サプライなど)

問い合わせ
Japan Drone 2016運営事務局
〒102-0083 東京都千代田区麹町5-1 弘済会館ビル2F (株)スペースメディアジャパン内
TEL:03-3512-5672
FAX:03-3512-5680
E-mail:japan-drone@smj.co.jp

挨拶に立つ鈴木理事長(上)と熊田事務局長(下)

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