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通販協会、リアル/ネットの書籍購入を比較調査

2015/01/30

(公社)日本通信販売協会は1月26日、実店舗の「リアル書店」とネット通販の「ネット書店」における書籍購入実態の調査結果をまとめた。

過去1年間の書籍購入の内訳は、リアル書店で約74%、ネット書店で約45%。リアル書店の購入率が高いものの、ネット購入もほぼ半数まで浸透していると分かった。年代別に見ると、40代が両書店の利用率に最も差が無く、また、60代のネット書店利用率は約40%と10代の36%を上回る利用率が明らかになった。

リアル書店とネット書店の購入傾向を書籍ジャンル別に比較すると、リアル書店はライトノベルや小説、雑誌といった流行や旬の情報に関する書籍購入が多く、ネット書店ではコミックス、趣味の本といった興味分野の深掘りに関する書籍の購入に多く利用されている状況も判明した。

通販協会は調査結果について、リアル書店では書店の平積みコーナーでの流行作家の書籍の物色や、雑誌からの最新トレンド情報入手といった行動意識が生じやすい。ネット書店の場合、コミックスは続刊の場合は物色の必要が無く、また例えばカメラの専門書籍などは内容をすでに知っていることが多いため、店頭に出向く必要性が相対的に少ないと言えそうだと分析している。

調査は昨年9月、全国の10代~60代で直近1年に通販を利用したことがある男女1,000人を対象に実施した。

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