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セブン&アイ・ホールディングス、国内小売業初の燃料備蓄基地が完成

2014/05/08

(株)セブン&アイ・ホールディングスは、大規模災害対策の一環として、国内小売業で初となる燃料備蓄基地の建設を進めてきたが、5月8日、「杉戸燃料備蓄基地」として完成したことを発表した。

この基地は、燃料の販売・配送事業を手掛ける三和エナジー(株)(本社:神奈川県横浜市)との協業により、埼玉県北葛飾郡杉戸町にあるイトーヨーカ堂の物流センター敷地内に昨年5月末から着工し、災害発生時の緊急物資搬送用として燃料400キロリットルを常時備蓄するもの。

同基地の完成により、首都直下地震等の大規模災害発生時において、被災地域をはじめとする避難所やセブン&アイ各店舗へ緊急物資・商品をより迅速・確実に配送することができるようになるという。

また、同基地の完成に併せて、同日、(株)イトーヨーカ堂(本社:東京都千代田区)ならびに(株)セブン-イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区)は、杉戸町と「災害時における生活物資の供給協力に関する協定」を締結する。

同社は、コンビニエンスストア、スーパーストア、百貨店等、多業態を擁する他に類を見ない小売グループとして、災害発生時における社会インフラとしての機能をより一層強化すべく、今後も大規模災害への対策に注力していくとしている。

<燃料備蓄基地の概要>
正式名称:セブン&アイ・ホールディングス 杉戸燃料備蓄基地
建設地:埼玉県北葛飾郡杉戸町大字本郷東下682-6(イトーヨーカ堂の物流センター[杉戸センター]敷地内)
敷地面積:約650坪
目的:平時においては、燃料の販売・配送事業を手掛ける三和エナジー(株)(本社:神奈川県横浜市)が営業拠点として利用(燃料劣化防止にもつながる)。災害発生時は、備蓄燃料を避難所への緊急物資配送や、同社各店舗への商品配送のために利用
備蓄燃料:400キロリットル(軽油 350キロリットル[緊急配送として利用]、ガソリン50キロリットル[予備])
※燃料備蓄基地タンクの総容量:800キロリットル(軽油350キロリットル=災害発生時、首都圏[1都3県]のセブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマートの全店[約5,400店舗]最大で約10日間分の緊急配送をカバーできる量)
建設コスト:約4億円(同社負担)

<災害協定の概要>
協定名称:「災害時における生活物資の供給協力に関する協定」(杉戸町とイトーヨーカ堂が締結、杉戸町とセブン-イレブン・ジャパンが締結)
協定締結日:2014年5月8日
協定内容:大規模災害時に町民生活の安定を図るため、杉戸町からの需要に対して調達可能な日用品等の生活必需品を提供する。なお、同日、杉戸町と三和エナジー(株)では「災害時における燃料の供給に関する協定」を締結。

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