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アマノ、自律走行式ロボット床面洗浄機新発売

2018/09/13

アマノ(株)は9月13日、商業施設やファクトリー、空港や駅のコンコース等の床面を自動運転で清掃するロボット床面洗浄機の新モデル「EGrobo(イージーロボ、型式:EG-3RX)」を販売開始すると発表した。

●主な特長
(1)自動運転には誰でも登録しやすいティーチング(学習)方式を採用(機能向上)
自動運転の経路設定や洗浄水量・パッド圧・走行速度等の清掃条件設定はティーチング方式を採用。これに加えて、経路のみを記録するモードを新設し、「経路の記録」が完了した後に「水量」「パッド圧」「吸引力」「走行速度」を設定できるようになり、ティーチング作業を大幅に効率化した。また、ティーチング時に急激な進路変更等を行った場合、吸引残水が残らないよう最適なルートで走行する経路自動補正機能も搭載した。 
 
(2)周辺環境の変化に対応する走行制御機能(新機能)
可動式レーザレンジファインダーで取り込んだ三次元データを活用して走行制御を行うことにより、たとえ商業施設内の模様替えをした場合でも、ロボットの現在位置・姿勢をより正確にモニタリングすることができるようになり、ティーチングの終点まで安全に走行できる。

(3)障害物回避機能(新機能)
障害物を避けて先へ進む障害物回避機能を標準搭載。回避するルートはティーチングされた経路以外にはみ出さない仕様となり、安全なルート(設定された経路)の範囲内で回避するルートが見つかる限り、走行を継続する。
 
(4)安全性をさらに追及(機能向上)
自動走行時の安全性をさらに向上するため、接触等を防止する超音波センサーを前方に4個、左右側面に計4個搭載。また、自律走行の周辺にいる人に音声で注意を喚起する75パターンの音声案内アナウンスや、視覚的に注意喚起するウィンカーを搭載。また、万一のトラブルに備えCCDカメラによる画像記録も可能。
 
(5)清掃能力を60%向上(機能向上)
洗浄幅を従来機の508mm(508mm×1パッド)から650mm(330mm×2パッド)に拡大し、自動運転時の走行速度も最大2.4km/hから、最大3.0km/hへと高速化を実現。これにより時間当たりの清掃能力が最大1,950平方メートル/h(理論値)と、従来機と比べて約60%向上させた。
 
(6)コンパクト設計(機能向上)
洗浄幅を従来機より拡大しながら、洗浄機本体の全長は1,408mmから1,200mmへとコンパクト化。これにより狭い通路でのUターンもスムーズに行える(Uターン可能通路幅:約1.8m)。
 
(7)誰もが使いやすい大型カラー液晶画面を採用(機能向上)
操作は手順や機器の状態をわかりやすく表示する「大型タッチパネル7インチカラー液晶」を採用。洗浄および走行に関する設定・操作はパネルの表示に従って行えば手順を間違えずマニュアルレスで、直感的に操作できる。

(8)タイマーによる自動運転(新機能)
自動運転を開始するタイマー機能を搭載。10分単位で最長12時間後までの運転開始時間の設定が行える。

●自律走行式ロボット床面洗浄機「EGrobo」製品概要
清掃幅:650mm
スキージ幅:800mm
清掃能力:約1,950平方メートル/h(理論最大値)
     約1,000~1,300平方メートル/h(実行目安)
清水タンク容量:65?
汚水タンク容量:65?
ブラシ/パッド径:330mm(13インチ)×2
走行速度:0~3.0 km/h(自動運転)
走行方式:自動運転/自走歩行式
バッテリー:DC6V/185Ah×4個
最大ティーチング時間:約2時間
最大自動・手動運転時間:約3時間
質量:約310kg
大きさ:1,200(L)×780(W)×1,090(H)mm
使用環境温度:5 ~40℃ 凍結・結露なきこと
充電器:本体内蔵0~4.0 km/h(手動/移動運転)
標準付属品:パッド台×2
販売開始:2018年10月1日
販売価格:本体価格:395万円(税別)
保守費用(月額):3万3,000円(税別)
販売目標:年間100台
 
●自律走行式ロボット床面洗浄機「EGrobo」(上)、ティーチング作業のイメージ

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