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ZMPのCarriRo、北海道の物流倉庫へ導入

2018/08/31

(株)ZMPは8月31日、物流支援ロボット「CarriRo」が北海道ロジサービス(株)の物流センター内で、省人化、作業者の運搬負担軽減を図るために導入されたと発表した。

北海道ロジサービスは北海道全域を対象とした小売業に特化した物流会社として2012年に設立。同社の眞鍋執行役員専務はビジネス上の課題として、「昨今の人材不足は何よりも優先させなければいけない問題事項となっています。人口比率は若くなるほど人口が減って逆三角形となっており、早急に何らかの対策を講じなければ、“人手不足倒産”の可能性があるとも言われており、最先端技術を早期に積極的に取り入れた労働環境の改善が急務となっています」とコメント。

同社は延床面積約1万7,000坪の物流センターで、商品1個からの移動も発生する業務の中、作業者の移動距離は長距離に及び、その分作業時間も長くなるため、「省人化」「労働環境改善」を目的にCarriRoの導入を決定。今年6月にCarriRoを2台導入し、商品搬送用カートの牽引で省人化、作業者の運搬負担軽減の目的で実験、検証を実施した。導入後の検証によりカート連結に工夫を施すことで、1台のCarriRoで牽引可能なカートを複数台にすることが可能と判断し、出荷能力、搬送時間、受入側の処理能力向上を見据えてさらに4台を追加導入、合計6台の運用を進めている。眞鍋氏は今後の展開として、「自律移動が可能になれば無人でのセンター内物流の一端が担えるでしょう。完全自動化へ向けて着実に現場とともにチャレンジしていく予定です」と語った。

北海道ロジサービス(株)導入事例
URL:https://www.zmp.co.jp/carriro/detail_hokkaido-logi

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