[最新ニュース] IT・マテハン

三機工業、新型搬送仕分け装置販売、世界最速クラス装置も

2018/01/22

三機工業(株)は1月22日、物流市場向け搬送仕分け装置クロスベルトソータ「CBⅡ」の販売を開始したと発表した。

クロスベルトソータCBⅡの特徴は、薄物・袋物・箱物など様々な荷姿の搬送物に対応し、160m/分と国内最速レベルの搬送速度や、1カート2コンベヤ方式による最大1万2,800個/時の仕分け能力を実現。カーブ半径の小さなレイアウトが可能で、接触給電方式と非接触(発塵レス)給電方式を選択できる。

国内市場のみならず海外市場も視野に入れ、3年で30億円以上の受注を目指す。

●仕様
・搬送速度:160m/分
・仕分能力:最大1万2,800個/時
・搬送物サイズ:MAX L1,000mm×W750mm×H700mm/MIN L150mm×W100mm×H10mm
・搬送物重量:0.5kg~50kg
・カート搭載コンベヤ:1カート2コンベヤ
・駆動方式:フリクションドライブ
・給電方式:接触方式/非接触方式

また、世界最速クラスのクロスベルトソータ「CBⅢ」(仮称)も開発中。走行台車を世界最速の240m/分で走行させ、仕分け処理能力は最大1万6,900個/時まで高めた形で性能試験を完了している。

CBⅢの特徴は、
1.低摩擦走行カート(パイプ構造レールの採用による走行抵抗の低減)
2.AI、IoT搭載事前トラブル予知システム(台車部品使用頻度のリアルタイム計測)
3.高速移載制御システム(コントローラ搭載カートによる運用情報指示システム)
を新技術として採用。5件の特許を出願中。

|↑一覧に戻る|