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フジテックス、トラック向け積載量測定センサーを新発売

2017/11/24

(株)フジテックスは11月24日、リアルタイムにトラック積載量を測定できるセンサー「トラックウェイ」を発売すると発表した。グローバル計量機器メーカーであるVPG Onboard
Weighing社(イギリス)の日本総販売代理店として、全世界で2万台以上の売り上げ実績を誇る同製品を取り扱う。

同センサーは車体のサスペンションに取り付けることで、各々の軸重や総重量、最総積載量を常時測定。ドライバーはそれを運転席で専用モニターを見ながら、トラックの荷物の積載量をリアルタイムに確認できる。最大積載量を予め設定しておくと、積載量が最大に到達した時点でアラームが鳴る機能も搭載しているため、「気づかないうちに過積載になっていた」という事態を免れる。さらに、モニターには各軸重を表示させる画面があり、高速道路に入る前の軸重違反対策として活用も可能だ。

使い方もシンプルで、トラックに最短で4時間程度で取り付ける。大きな特徴として、あらゆるトラックに後付けが可能。リーフ式サスペンションの場合は歪みで、エアサスペンションの場合は空気圧の変化で、トラックの積載量を測定していく仕組みを持つ(日本での特許も取得済み〉。

日本市場への導入した背景には、国土交通省による過積載車両への取り締まり強化がある。過積載を繰り返す運送業者だけでなく、荷主側の社名も公表され、両者が取り締まりの対象となる流れを受け、リアルタイムに積載量を測定するニーズが?まると予想される。髙速道路の損傷の原因の一つとして過積載車両が挙げられ、同製品はトラックの過積載防止として、今後、大きな役割を果たす。安全な無事故社会の貢献にもつながることだ。

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