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30年にわたり日本市場でセンサソリューションを提供~ジック

2017/11/12

南ドイツを本拠地とするSICK AGの日本法人・ジック(株)は11月12日、設立30周年を迎えた。同社は1987年に東京に設立後、現在では従業員70名を超える企業に成長し、東京、名古屋、神戸の3拠点に事業所を構えている。工場、物流およびプロセスオートメーションの業界にサービスを提供する同社は着実に成長を続け、日本全国の顧客に製品、システムおよびサービスを提供している。

特に日本国内の物流オートメーションでは強力な地位を確立しており、イントラロジスティクス、輸送ロジスティクス、ビルディングオートメーションの売上が約3分の2を占める。また、セーフティ製品でも力強い伝統を誇り、制御装置や光電防護装置も市場に提供している。これらは日本全国の製造現場で使用されている。IoTの観点でもコンベアやソーター、無人搬送車 (AGV) 向けの柔軟なソリューションを提供している。

開発態勢に関しては2016年、顧客用のカスタム開発や迅速なトラブルシューティングの機会を提供するローカルコンピテンスセンターを2拠点に設立した。さらに年中無休の技術サポートを提供しており、緊急連絡を受けた場合の真夜中の出荷や現地出張サポートにも対応している。

代表取締役社長の松下実氏は30周年を迎えたことについて「私は、ジックを優れた性能のセンサだけでなく、カスタマーソリューションや包括的な技術サービスを日本で提供する企業にしたいと考えています」とコメントを発表した。11月9日には、ドイツ本社取締役会長のラインハルト・ベーズル氏ほか海外からのゲストを招いて、国内3拠点の各事業所で祝賀会を開催した。

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