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奥村組とオイレス、パレット上の積荷の免震装置を開発

2017/09/11

(株)奥村組とオイレス工業(株)は、物流施設などの地震時における荷物の保全を目的とした、パレット上の積荷の落下リスクを低減する免震技術を開発した(特許出願済)。

同技術は、物流施設等のラック倉庫に格納される個々のパレットと腕木(ラックフレーム)の間に免震装置を設置することで、パレット上の積荷の落下リスクを低減するもの。

巨大地震を再現した振動台実験では、免震装置なしの場合と比べてパレットの揺れが約1/2に低減され、加振終了後はパレットが免震装置を構成するすべり材(山型の傾斜)と支持材により元の位置に復帰した。

同技術は、ラックの腕木を加工することで比較的容易に免震装置を取り付けられるため、既存ラックにも適用できることから、今後は開発済みの「ラック制震技術」と併せ、荷物の保全や、倉庫機能維持による事業継続に対するニーズに幅広く応えるソリューション技術として提案していく。

販売は平成30年4月以降を予定している。

●設置イメージ、免震装置の機構、振動台実験による性能検証

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