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ヤマト、蓄冷板搭載したクール宅急便の新型車両を導入

2017/08/09

ヤマト運輸(株)は8月9日、夜間電力で蓄電が可能な蓄冷板によってクール宅急便の車載保冷スペースを保冷できる新型車両を順次導入していることを発表した。

同社はクール宅急便の積載容量に応じて車載保冷スペースの容量を柔軟に変更できる可変式車両を導入するなど、クール宅急便の品質向上に努めてきたが、従来車両はエンジンを使い車載保冷スペースを冷却しなければならず、早朝に作業担当者が車両に荷物を積み込む際、蓄冷剤やドライアイスなどを使用し保冷スペースを予冷する必要があった。

また集配終了後には翌日の作業のために、蓄冷剤を凍結庫に格納する必要など、セールスドライバーにとって車載保冷スペースの予冷は大きな負担で、労働時間の伸長にも影響を与えていた。

新たに開発した蓄冷板を利用した車両は、夜間電力を利用し蓄冷でき、従来の蓄冷剤やドライアイスを用いた予冷作業が不要となり、社員の負荷を大幅に軽減、作業効率が飛躍的に向上するほか、保冷のためにエンジンを使用しないことで環境負荷も低減できる。

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