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アイキュージャパン、高天井用省エネLEDセンサーライト発売

2017/07/18

アイキュージャパン(株)は7月15日、12mの高天井から検知が可能な、業界で最もハイパワーで高感度の高天井用LEDセンサーライト「Lumiqs(ルミックス)HBシリーズ」の新商品「Lumiqs HB-400」を発売した。

今年2月に発売した「HB-700」に続き、それほど明るさを必要としない現場向けに、HB-700よりも明るさを抑えた製品で、省エネ性能もアップした。

産業用の電気料金は東日本大震災前と比べると約40%も増加しており、収益の圧迫要因となっている。商品を保管する高天井の倉庫や物流センターなどでは、実際に照明が必要な時間は稼働時間の20%程度。しかし敷地が広く、複数人の出入りもあるため、人の判断でこまめに照明オン・オフすることが難しい現場でもある。

そこでセンサーで必要な時だけ点灯できるLEDセンサーライトへのニーズが高まっている。既存商品「Lumiqs MB-400」は、LIXIL 関東物流センターや雪印メグミルク野田工場、資生堂久喜工場などに納入実績を持つ。消灯時の光量選択や消灯までのオフディレイタイマーの時間調整が個々の電球に設定できるため、運用実態に合わせた照明設計を構成できる点が評価された。

Lumiqs MB-400の検知距離が6mだったのに対し、今回発売したHB-400を含むLumiqs HBシリーズは、直径85mmの高感度大型センサーレンズを採用することで、検知距離を12mに伸長した。業界で最も薄型(本体87mm、取付金具を含めた全高167mm)であるだけでなく、独立式の4つのランプユニットがそれぞれ3段階に角度変更でき、1台で中角から広角までの配光を実現する。

特に今回新発売するHB-400は水銀灯400 形器具相当(HB-700は水銀灯700形器具相当)、器具光束 13,000lm(HB-700は24,000lm)、消費電力110W (HB-700 は 165w)となっており、明るさを必要としない現場には、より省エネのHB-400が最適だ。

その省エネ性能だが、HB-400は水銀灯400Wと比べ1灯あたり10年間で45万円、平均的な倉庫(40 灯)の場合、10年間でおよそ1,800 万円の節電、Co2排出量に換算すると 48tの削減が可能だ(同社試算)。
 
●Lumiqs(ルミックス)HBシリーズ

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