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ZMP、自動走行宅配ロボットの実証実験パートナーを募集

2017/05/24

(株)ZMPは5月18日、日本初となる歩道を走行する宅配ロボット「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」と、マンション内での自動走行宅配ロボット「CarriRo Express(キャリロ エクスプレス)」の実証実験パートナーの募集を開始すると発表した。実証実験を通じてサービス開始に向けた課題の抽出や有効性について検証を行う。

同社では、2014年に物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」の開発に着手し、昨年から出荷を開始している。実証実験を開始するCarriRo Deliveryは、荷台部に宅配ボックスを搭載し、屋外での自動走行可能とした宅配ロボット。周囲の環境を認識しながら歩道を走行し、荷物を目的地へ届けることを目指し、現在、実証実験用ロボットによる機能検証を実施中だ。

実証実験では、スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストア、クリーニング、寿司・ハンバーガー・ピザなどのフードデリバリー、飲料メーカー、自動販売機メーカー、飲食店など、配達員の人手不足で課題を抱える事業者をパートナーに迎え、実証実験を行う考え。

一方、CarriRo Expressは、CarriRo Deliveryと同じ宅配ボックスを搭載した自動走行ロボットを使用する。周囲の環境を認識しながらマンションなどの施設内を走行し、荷物を各戸へ届けることを目指し現在、機能検証を行っている。CarriRo Deliveryとは用途が異なるため、センサーなどの仕様で一部に違いがある。

複数のロボットをトラックへ積み込みマンションの入口まで輸送。マンション入口から各戸へ自動配送を行うこと想定している。宅配会社、運送会社、物流会社など、配達員の人手不足で課題を抱える事業者や、マンションデベロッパー、不動産会社とともに実証実験を行う。

CarriRo Delivery&CarriRo Express

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