[最新ニュース] IT・マテハン

佐川急便・新潟運輸、高効率天然ガストラックを実証走行

2017/04/24

(一社)日本ガス協会は高効率天然ガストラックの実証走行を2017年4月から2019年3月まで2台のモニター車で本格的に実施、4月24日にガスの科学館「がすてなーに」で出発式を執り行い、佐川急便(株)・新潟運輸(株)へモニター車を引き渡した。

同事業内容は、日本ガス協会が試作した2台の高効率天然ガストラック(2~3tクラス)を、運送会社1社あたり約2年間モニター運用するもの。モニター運用を通じて得られる様々なデータや知見を車両改善に活かし、またユーザーの要望をトラックメーカーに発信すること等で、早期の量産車投入を目指す。

なお同事業は、日本ガス協会より(一財)環境優良車普及機構に「実証事業」として委託する。

●実証事業の概要
1.高効率天然ガストラックの概要
<車両概要>
・モニター車(佐川急便)
型式:TPG-NMR85AN改
車体寸法:長 6.070m/幅 1.890m/高 2.265m
最高出力:110KW/2,800rpm
最大トルク:375Nm(128kg)/1,000~2,800rpm
CNG容量:300L(60m3)
最大積載量:1,650kg
排出ガス:CO 0.19g/kwh/NMHC 0.04g/kwh/NOX 0.24g/kwh

・モニター車(新潟運輸)
型式:TRG-NMR85AN改
車体寸法:長 6.080m/幅 1.890m/高 2.275m
最高出力:110KW/2,800rpm
最大トルク:375Nm(128kg)/1,000~2,800rpm
CNG容量:300L(60m3)
最大積載量:2,850kg
排出ガス:CO 0.19g/kwh/NMHC 0.04g/kwh/NOX 0.24g/kwh

2.実証期間
2017年4月~2019年3月

3.モニター評価内容・項目
運行データ:走行距離、走行状況、始動・発進・加速性能、ガス充填量・時間等
ヒアリング調査:車両の運行状況、性能、運転フィーリング(対ディーゼル比較)等

4.参加企業
佐川急便(株)/新潟運輸(株)

|↑一覧に戻る|