[最新ニュース] IT・マテハン

サトー、IoTを用いたプリンタ向け保守に資産管理機能等追加

2017/02/22

自動認識ソリューションを手掛けるサトーグループは2月22日、IoT技術を用いた保守サービス「SOS(サトーオンラインサービス)」の新機能として、顧客やパートナー企業の現場における課題解決を支援する「資産管理」および「ライセンス」の2機能の提供を開始すると発表した。また海外でも今春以降、順次提供を開始する。

SOSは「バーチャルカスタマーエンジニアを、お客さまのそばに」をコンセプトに開発されたIoT保守サービスで、ラベルプリンタの稼働状況を24時間365日遠隔で見守ることが可能。問題が起きそうな箇所を事前に見つけ、必要なサポートを行う予防保守により、安定稼働(ダウンタイムゼロ) を実現する。取得したログデータを活用することで、業務効率の向上にもつながる。

新たな「資産管理」機能では、SOS上で顧客の資産管理に役立つ情報を提供する。ダッシ ュボード画面で、従来のプリンタ1台1台の稼働状況の表示に加え、組織単位や設置先単位で、機器情報や各プリンタの走行距離、カッタ回数など使用状況の一覧・合計が確認でき、集積データの出力も行える。さらにスキャナーなどの周辺機器の設置管理も可能。サトーでは、顧客のプリンタ稼働状況の「見える化」に加え、複数拠点にまたがる資産の「見える化」を支援し、顧客とのより深く、長い信頼関係の構築を目指す。

また「ライセンス」機能では、プリンタの1次メンテナンスを行うサトーのパートナー企業(販売店)に対し、販売店顧客のプリンタ情報を提供し、メンテナンス業務の効率化につながる顧客サポート環境を構築する。リプレイス・パーツ・サプライ関連情報など、販売支援につながる統計情報も提供し、販売店と顧客との密接な関係構築をより一層支援していく。

SOSはサービスの革新性や信頼性、柔軟性が認められ、加入数が急速に拡大している。サトーでは、今後発売するプリンタにSOSを標準搭載し、その普及によってIoT 時代における顧客価値の最大化の実現に取り組んでいく考えだ。
 
(上)資産管理機能(ダッシュボード画面)
(下)ライセンス機能概念図

|↑一覧に戻る|