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日立システム、「FutureStage」に在庫可視化機能を追加

2016/11/17

(株)日立システムは、日立製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」のサービスメニューに「在庫可視化オプション」を追加し11月17日から販売開始した。今回のオプション追加により、過剰在庫による経費ロスや欠品による機会損失をより効率的に防止 できるようになる。

製造・流通業において一般的に運用されている在庫管理表には、在庫数の推移が適切かどうか読み取るのが難しい、真に問題在庫となっている品目の発見が難しい、発注タイミングの見極めが難しい等々の課題があった。

こうした課題解決のため、より適切に在庫を管理できる仕組みづくりが求められており、同社はFutureStageのラインナップとして(株)日立ソリューションズ東日本の在庫可視化ツール「SynCAS PSI Visualizer」を活用した「在庫可視化オプション」を追加したもの。

同オプション導入により、以下のような改善が図れる。
1.システムから操作者に対して適正在庫基準の指針が提示され、判断ミスをするリスクが低減される。
2.「売れ筋」・「停滞気味」などの傾向ごとに製品を絞り込み、在庫状況に応じたアラートを発すること で、在庫の適正化が進む。
3.発注の数量やタイミングを動的にコントロールしやすくなり、過剰在庫や欠品の抑止が促進される。

こうした改善効果により、これまで在庫管理表で管理していた製造・流通業において、在庫状況をリアルタイムに、かつ視覚的に判別でき、問題在庫を早期に発見できるほか、適正在庫基準の動的な設定により過剰在庫による経費ロスや欠品による機会損失を改善、在庫の最適化を図ることができる。

今後、同社ではFutureStageのさらなる拡販に務め、2018年度末までに累計120億円の販売を目指す。

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