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PAL、北大等と物流予測を研究、シフト調整の自動化も

2016/11/08

(株)PALは11月8日、AIテクノロジーを活用し、物流センターにおける正確な物量予測と最適なスタッフシフトの自動調整を可能とするシステム開発を、エーアイ・トウキョウ・ラボ(株)、北海道大学調和系工学研究室との産学連携プロジェクトとして共同研究に着手したと発表した。

現状の物流センターにおける物量予測やスタッフシフトの調整は、予測と実体の乖離が頻繁に生じており、人員調整や募集対応に苦労している実体があった。

共同研究では、荷主側の物量分析や景況感、天候、経済等の外部データの分析から、物流センターにおける数年分の細かな内部データを掛け合わせ、AIテクノロジーを活用することで、日々変化する物量データを正確に予測し、物量に最適なスタッフシフトを自動調整していく。併せて従業員やチームパフォーマンスを把握していくことで、個人やチームにとっても最適なシフト調整を実現する。
 
それにより物流センター長は、月・週単位の物量予測の作成、スタッフシフトの組み立て・工数管理や予算管理業務からの軽減を実現し、安心して計画的に勤務できる。
 
同プロジェクトは、物流センター内のスタッフシフトの自動調整にとどまらず、労働者のメンタルヘルスの管理、在庫管理、機械の故障予測等、物流を取り巻く様々な用途開発へとつながっており、先端テクノロジーを活用しながら就労環境や生活の改善に取り組む。

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