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スズケン、医療流通向け輸送管理ソリューション開発

2016/11/04

(株)スズケンおよびAT&Tジャパン(株)は11月4日、医療流通業界におけるIoTを活用した新たなソリューション開発に取り組むと発表した。

医療業界では抗悪性腫瘍剤や血友病治療剤、血漿製剤やアルブミン製剤、自己免疫治療剤、ワクチン、希少疾病治療剤などの高額で厳格な流通管理が求められる医薬品の流通増加に伴い輸送状況を可視化、その品質を担保することで、より高品質で効率的な管理が必要なスペシャリティ医薬品の輸送を実現するソリューションが求められていた。こうした課題解決に向け両社が共同して、グローバルIoT技術を活用した輸送管理ソリューション開発に取り組む。

具体的には11月よりAT&Tが提供する輸送貨物の温度や衝撃、位置情報を可視化するデバイス「AT&T  Cargo View with Flight Safe」、および、同製品販売代理店であるユーピーアール(株)が提供する、インターネット上で輸送状況を追跡できるシステム「World Keeper」に、スズケングループが持つ医薬流通のノウハウを組み合わせた新たな輸送管理ソリューションを、医薬品の輸送に導入する。

これにより、今まで以上にメーカーや医療機関、保険薬局、患者に役立てる、 スペシャリティ医薬品の流通における高品質で効率的な輸送管理体制が実現でき、高額医薬品や保冷医薬品の廃棄などの社会的コストの低減に貢献できるとしている。

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