2016/10/28

日本通運(株)は、鉄道・内航船双方の輸送に対応した12ftハイブリッドコンテナを開発し、10月26日に帯広～大阪間で第1回目となる試験輸送を行った。

同コンテナは鉄道と内航船両方の輸送に対応した緊締が可能で、荷物を積み替えることなく鉄道と内航船の輸送を相互にシフトできるのが特徴。従来、北海道地区では生野菜や青果物の収穫時期に通風コンテナが不足していたことから、ハイブリッドコンテナは通風型とし、災害時の列車運休などによる緊急対応（BCP対策）としての利用も可能。

鉄道、内航船双方にそのまま積載可能な緊締装置（JRアンカー緊締、ツイストロック緊締）を装備し、JR貨物コンテナ番号と内航船用番号を併記。両横側開きで、回転ダイヤル式のベンチレーター8個付属した通風機能を備えている。

同社では今後2016年11月末までに145基の導入を予定している。

●12ftハイブリッドコンテナ仕様

内寸（mm）：W3,642×D2,277×S2,303

内容積：19.1立方メートル、

最大積載量：5,000kg