2016/07/07

トッパン・フォームズ(株)は7月7日、独自の新機能を持つ航空会社向け自動手荷物預け機対応の 手荷物タグを開発、全日空の自動手荷物預け機で採用されたと発表した。

手荷物タグは通常、のりを裏面全面に塗布しているのに対し、新機能タグは一部のりを塗布しない領域を設けた部分塗工を初めて採用した(特許申請中)。タグ使用時は両端部分のみ貼り付くため手荷物の取っ手とタグの間に空間ができ、従来発生していた手荷物上方にタグがはみ出る「立ち上がり」現象を防ぐことができるのが特徴。

これにより自動手荷物預け機内部の荷物サイズ計測センサーの誤感知を防いでスムーズな運用を可能とした結果、手荷物手続きの待ち時間が、従来繁忙期の10～20分程度から約5分程度にまで短縮、顧客サービスの向上に寄与する。

なおこの荷物タグは、2016年2月から羽田空港の全日空自動手荷物預け機で使用されている。