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遠隔作業支援専用スマートグラスの新型機が登場

2016/06/09

(株)オプティムと(株)テレパシージャパンは6月9日、世界初(※1)の遠隔作業支援専用スマートグラス「Remote Action」の新型機種「Remote Action model W」を発表した。これは新型ハードウェア「Telepathy Walker」をベースとしたもので、ユーザーは利用用途や現場に応じて、これまで以上にニーズに合わせたハードウェアを選択可能となる。

Remote Actionは、オプティムが誇る遠隔作業支援プラットフォーム「Optimal Second Sight」とテレパシージャパンが開発したウェアラブルデバイスを融合した遠隔作業支援専用スマートグラス。ユーザーは遠隔地にいる専門的知識を持ったオペレーターが現場作業者の目前の状況をリアルタイム映像で確認でき、あたかも現場に専門的知識を持ったオペレーターがいるかのようなきめ細かいサポートが可能になる。これにより、専門性の高い人材育成、また人手不足やサポートコストの増加等の課題解決に寄与する。

またユーザーは使用にあたって自社で複雑なシステム構築することなく、遠隔作業支援環境を利用でき、作業員はRemote Actionの電源を入れるだけですぐに遠隔地のオペレーターとセキュアに接続が可能となるなど、国内外を問わず、今後の遠隔作業支援市場の急拡大を牽引する画期的なアイテムとして注目される。

Remote Actionの主要機能
・カメラ映像共有:作業者が利用するスマートグラスのカメラ映像を共有することで、作業者の目の前の環境を、まるでオペレーター自身が見ているかのようにサポート。
・音声通話(VoIP):音声通話機能を用いて指示や現場の状況確認を行う。
・資料・URL送信:オペレーターから資料などのファイルやURLを送信することで、説明に必要な資料を共有しながらのサポートが行え、より円滑なサポートを実現。
・移動指示機能:オペレーターから作業員に、どちらの方向に移動し、対象をカメラに映してほしいかを、わかりやすく指示可能。
・赤ペン機能、指さし機能:作業対象物の特定や作業方法などを指示。
・デバイス管理機能:MDMサービス(※2)「Optimal Biz」に対応したWDM(Wearable Device Management)機能により、端末および搭載するアプリケーションを一括管理。
・高輝度ディスプレイ:外光下でもはっきり見える高輝度、高解像度により業務情報やマニュアルを表示可能なディスプレイを搭載。強い太陽光の下でもはっきりとイメージが見え、日常、屋外等のさまざまな環境で自然な画像や情報を見ることが可能。

同社はRemote Actionを通じて製造、建設、土木、医療ICT、介護・福祉、教育ICT、金融、物流、公共など、あらゆる現場においてウェアラブルデバイスを用いた新たな働き方を提案していく。

(※1)2015年8月5日時点、オプティムならびにテレパシージャパン調べ。カメラ・ディスプレイ・無線通信機能を搭載し、追加のアプリやソリューションなしに遠隔作業支援を実現するスマートグラスとして。

(※2)MDM:Mobile Device Management(モバイルデバイス管理)の略。スマートフォン、タブレット端末の管理、セキュリティをサポートし、端末紛失・盗難時の情報漏えい対策、リモートロック、不正利用アプリケーションの起動禁止などを行う企業向けサービス。

●デバイス稼働イメージ(上)、デバイス機能イメージ(中)、Remote Action model W(下)

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