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理想科学、デジタル印刷機4機種を8月に新発売

2016/05/09

理想科学工業(株)は4月22日、高速デジタル印刷機「RISOGRAPH SFシリーズ」(リソグラフ SFシリーズ)4機種を8月25日から発売すると発表した。従来のスタンダードモデルと比較し、生産性・画像性・操作性の基本性能を大幅に向上させた。ベースエンジンをリニューアルし、デザインも一新。より最適な多枚数プリント環境を提供する。販売目標(国内)はシリーズ合計で年間10,000台。

従来シリーズと比較し毎分最高130枚から150枚へ印刷スピードの高速化を実現した。また新機能「速度優先製版機能」を搭載し、製版時間を16秒から14秒へ短縮。製版から印刷完了までをスピーディーに処理することで生産性を大幅に向上させた。

SFシリーズ最上位機種の「リソグラフSF935」は、読み込み・書き込み解像度ともに600dpiのデバイスを搭載し、高解像度・高階調のプリントを実現した。また、従来機ではオプション対応としていたPCとの接続(LAN,USB)を全機種標準で対応し、さらに使い勝手と画質の向上を図った。

本体デザインはカラーユニバーサルデザインに配慮し、使いやすさを向上させた。新たに採用した7インチ大型カラー液晶タッチパネルは、見やすく直感的な操作が可能。

同社は、環境配慮活動の一環として、孔版インクでは世界初となる国産米ぬか油を使用した品質安定性の高いライスインクを開発しました。本来廃棄される米ぬかを資源として有効利用することにより、環境配慮と共にインク品質の向上を図った。

製品名、価格(納入設置料)
SF935(A3サイズ対応) 1,350,000円(25,000円)
SF635(A3サイズ対応) 1,080,000円(25,000円)
SF625(B4サイズ対応)   890,000円(20,000円)
SF525(B4サイズ対応)   650,000円(20,000円)

リソグラフSFシリーズの主な特長
1. 毎分最高150枚の高速プリントが可能
毎分130枚の従来シリーズと比較し、印刷スピードを約15%アップ。生産性を大きく向上させた。

2. 600dpiの高解像度でクオリティの高いプリントを提供
「SFシリーズ」は、読み込み解像度600×600dpi、書き込み解像度300×600dpiと美しいプリントを提供。最上位機種の『リソグラフSF935』は、読み込み・書き込み解像度ともに600×600dpiを実現した。

3. 紙原稿の原稿読み取り性能を向上
新開発のスキャナ搭載と独自の画像プロファイルにより、画像処理性能を強化し、原稿読み取り性能と印刷再現性を向上させた。スキャンした写真の滑らかな階調表現や、明瞭なコントラスト表現を実現した。

4. 操作性を高めるカラー液晶タッチパネルを採用
『リソグラフSF935』、『SF635』、『SF625』は、液晶タッチパネルをカラー化することで、見やすく直感的に操作することが可能となった。配色はカラーユニバーサルデザインに配慮している。

5. パソコンインターフェイス標準装備、ICカードによるユーザー認証機能にも対応(オプション)
標準でインターフェイス機能を搭載し、パソコンからの直接出力が可能。さらに、オプションのICカード認証を使って、利用者の制限やセキュリティを強化する認証機能にも対応する。

6. 新たにライスインクを採用
『RISOインクFタイプ(ブラック)』は、環境に配慮し品質安定性の高いライスインクを採用。本来廃棄される米ぬかを資源として有効利用しました。輸入に依存している大豆油に比べて輸送距離の短縮化を図り、CO2排出量の削減を実現している。また孔版印刷機のインクでは世界で初めて『ライスインキマーク』を取得した。

リソグラフSF935

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