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日立ソリューションズ東日本、需要予測等で新システム

2016/03/25

(株)日立ソリューションズ東日本は3月25日、PSI(仕入・販売・在庫)計画支援ソフトウェア発注計画支援ソリューション「SynCAS(シンキャス)」の最新バージョン「SynCAS 3.0」を5月初旬から発売すると発表した。

「SynCAS」は、卸売・小売業者向けに、需要予測・予算・過去の実績などのデータから需要動向や推奨発注数量を算出し、PSI動向を可視化し問題商品をいち早く抽出する機能を持つ。

商品別に販売計画および発注計画の作成・調整が可能なPSI計画支援ソフトウェアとして広く普及する中で、ユーザーから「多くの商品の情報を見やすくしてほしい」「問題商品を見つけやすくしてほしい」「適正在庫基準をガイドして欲しい」等々の改善要望も寄せられていた。

今回のバージョンアップでは、こうしたニーズに応え、とりわけ扱い商品数が多く発注作業効率化が求められると共に機会損失を防ぐため常に一定量の在庫が必要な“卸売・小売業者向け”に焦点を絞り、システムを改良した。

過去の同業種での発注計画システム開発ノウハウも活かし、過去の販売実績や販売予測から、適正な在庫基準値・推奨発注数量を自動で算出できるようになったほか、「需要予測支援システムForecastPRO」と「在庫可視化・PSI 調整支援システム SynCAS PSI Visualizer」とも連携し、需要動向と在庫のバランスを“可視化”することで、PSI管理をより直感的に行えるようにしているのが特徴。

以前は発注担当者が、発注数量から“経験”や“勘”を頼りに手動で調整内容を打ち込み、PSIを管理する必要があったが、同システムでは販売実績や販売予測を元に適正な発注内容が自動表示される。これまで表形式表示だったデータはグラフ形式へ“可視化”され、在庫状況の把握も容易になっている。“経験”や“勘”に頼らずにベストな選択が可能になり、業務工数削減や在庫削減効果が期待される。

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