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グンゼ 低温でも強度のある食品包装用フィルム発売へ

2016/01/04

グンゼ(株)は食品包装用バリアナイロンフィルム「HEPTAX(ヘプタックス)」シリーズに耐寒、耐ピンホールの新グレード「PF」タイプを投入する。ピザやフライドチキンなどのチルド食品やチーズ、ペットフードで効果が期待できる製品で、発売は1月中。

低温環境下、とくに冷凍環境下で柔軟性が損なわれ強度が低下するフィルムだが、同製品は既存フィルムと厚みを変えず、同社独自の原料配合技術、多層化技術、延伸技術で低温下でも柔軟性と突刺耐性を両立させている野が特徴。バリア材にエチレン―ビニルアルコール共重合成樹脂(EVOH)を採用しハイバリア性を持たせ、低温環境下でのピンホールリスクを最大限減少させているほか、常温でも一般グレードと比較して強度があるという。

<「PF」タイプの概要>
ラインナップ:15μm(一般的フィルムの18μm相当)、25μmの2種類
特徴:○突刺強度(同社製品HFタイプ比 約130%向上)
   ○耐屈曲性(同比 -5℃環境下で大幅に向上)
   ○耐摩耗性(同比 約160%向上)
   ○ガスバリア性(同比同等)

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