2015/08/25

ソニーモバイルコミュニケーションズ(株)と(株)ZMPは8月24日、合弁会社として同3日付で、エアロセンス(株)を設立したと発表した。

同社は、ソニーのカメラやセンシング、通信ネットワーク、ロボット分野における技術と、ZMPの自動運転、ロボット技術、産業分野へのビジネス経験を活かし、2016年前半から法人向けソリューションの提供を開始する。「建設、物流、農林水産など生活を支える基幹産業におけるリーディングプレイヤー」との協業を掲げており、様々な分野に事業を展開する予定。

具体的には、自律型UAV(無人飛行機)とクラウドサービスを活用したより効率的なモニタリング、測量、管理、物流などを実現し、環境に配慮し安心して暮らせる社会の構築に貢献するとした。

同時に発表された実験機は、複数の回転翼を持つマルチコプター型ではなく、固定翼を備えた垂直離着陸機。ホバリング可能で、最高時速170km、飛行時間2時間以上、最大積載量10kgと高性能を誇る。活用イメージ例として離島・山間部の物資輸送を挙げた。