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カシオの新ハンディターミナル3機種が一挙公開

2015/03/10

カシオ計算機(株)は3月3日、新発売のハンディターミナル「IT-G500」「DT-X100」、「DT-X200」の3機種を一挙に公開した。都内で開かれた第31回流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN2015」で出品したもので、3機種そろっての公開は今回が初めて。

「IT-G500」は、人間中心設計に基づくエルゴノミックグリップが快適なグリップ感と使いやすさを生み出しているのが特徴で、長時間の作業でも疲れにくくなった。また、業界最大クラスの4.3型タッチパネルを搭載。履歴やアイテム数について、より多くの情報を表示できる一覧性を備えた。落下強度1.5mのタフネス設計も採用。心臓部には1.5GHzデュアルコアCPUと大容量メモリを備え、高速処理を実現した。

一方、DT-X100とDT-X200は、それぞれDT-X7、DT-X8の後継モデル。前モデルの人間中心設計・タフネス設計によるボディ形状はそのままに、高性能化を図った。手のひらに馴染むラウンドフォルムや、DT-X100で1.5m、DT-X200で3.0mの落下に耐える堅牢性を維持している。高性能化に関しては、新CPUの搭載や内蔵メモリの容量拡大による高速処理で、アプリケーションの快適な動作を実現する
3機種共通の新機能が、高性能スキャナの搭載による難読コード対応だ。2次元シンボル/バーコードで印字が薄い、かすれがある、汚れているといった状況でも、高い精度で読み取れるようにした。展示ブースには実際に難読コードの見本が置かれ、来場者が次々と読み取りを試していた。さらに読み取り時間を高速化したほか、LED照明にも対応した。LEDの高速点滅がバーコードの読み取りに悪影響を与えるため、検波回路でその周波数をカットして安定した読み取りを可能にしている。

共通のオプションには、「Casio Terminal Management」を新たに用意した。複数の端末をネットワーク経由で一括管理できるツールで、運用中の端末の状態を監視できるのに加え、導入時の初期設定やアプリのアップデートも一括して行える。同社営業本部システム営業統轄部の木村厚氏は「流通施設の統廃合や配置転換があってもすぐ設定を変更できる」と利便性の高さを強調していた。

●展示ブースの様子

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