2015/02/25

(株)ライナロジクスと(株)ナビタイムジャパンと(株)は2月19日、配車計画から動態管理までの一貫運用を実現する「LYNA2-ビジネスナビタイム連携」の提供を開始した。ライナロジクスの「LYNA2」(ライナ2)で自動作成した配車計画を、ナビタイムジャパンの「ビジネスナビタイム　動態管理ソリューション」(ビジネスナビタイム)の動態管理に取り込んで使用する連携ソリューションになる。

ライナ2は、車両の積載量や燃料費、車両レンタル費用などのコストを基準に、最適な配車計画を自動作成できるシステム。一方、ビジネスナビタイムはクラウド型運行管理サービスで、作業者に持たせたスマートフォンがカーナビゲーションになるほか、作業内容の確認や完了報告まで可能。さらに管理者側はパソコン上で作業者の現在位置情報や作業状況(完了の有無など)を一括管理できる。

高いスキルが要求される配車計画の作成が誰でもできるようになるメリットは大きく、業務負担の軽減ばかりでなく、短縮された作業時間分は、受注締切時間の延長や緊急オーダーへの対応といったサービス向上に使えるようになる。また、高効率な計画に沿って運行中の全車両の状況を一元管理できれば、運行管理の精度向上や省力化も期待できる。ビジネスナビタイムでは、渋滞情報などを加味した到着予測時間を算出できるなど、緻密な動態管理が可能だ。

同ソリューションは今後、輸配送業務中心に訪問医療や訪問介護、営業・メンテナンスといった巡回業務にも活用を見込んでいる。

●連携のイメージ