島津エス・ディー(株)は2月18日、倉庫内作業における最適な人員配置を自動で行う倉庫コントロールシステム「FloorMaster WCS」を発売した。現場のコントロールを管理者無しで自動化するシステムは業界初のもの。作業時間の短縮、人件費の削減に貢献するシステムになる。

倉庫内作業では、予定物量と作業者の生産性や勤務予定などから、必要な作業人数を算出して作業計画を策定することが必要。ただ、実際の作業は予定よりずれ込むことや、逆に早まることもあり、進度に応じて応援を派遣し、作業の進捗の平準化を図ることも求められる。

その平準化には熟練の管理者による計画や采配が必要となるが、「FloorMaster WCS」では、管理者に代わって、倉庫内の全体・作業エリア別の進捗状況をリアルタイムで把握し、作業遅れの兆候を検知すると、コンピューターが要員配置の変更を判断して直接作業員に指示する。

さらに、物流データ分析システム「FloorMaster PRO」と連携すれば、各作業者の生産性・正確性を把握できるため、レイアウトの見直しや作業員の配置や教育など現場の改善策を立てるのにも活用できる。

●FloorMaster WCSの特長

［現場の人員配置を自動で指示］

作業の進捗状況をリアルタイムで把握し、作業者の生産量と作業量からコンピューターが作業遅れの兆候を検知すると、作業員のハンディターミナル、ピッキングカート、車載端末に作業応援を指示するので、自動的に要員配置を変更できる。

［効率的なピッキング作業を支援］

歩行距離ができるだけ短くなるようにすると共に、他の作業員と重ならないようにピッキングの順序を指示するので、作業の効率が上がるとともに作業者の負担が軽減する。

●本製品に関する問い合わせ

島津エス・ディー株式会社

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