2015/02/06

ユーピーアール(株)と関連会社ロケーション(株)は2月4日、IoT (Internet of Things)向け超小型位置情報専用端末「TLI300A」の発売を開始した。

TLI300Aは、KDDI(株)の協力を得て同社の通信モジュール「WM-M320」を搭載しており、位置情報を取得・発信する機能を持つ。すでに位置情報サービスプロバイダーの(株)エムエスティでの採用が決定しており、今後は防犯・セキュリティ業界をはじめ、介護、農業など広く位置情報の必要性が見込まれる分野に展開を進めていく。

さらにロケーションでは、本端末をベースに温湿度センサを搭載したモデルの開発に着手しておりユーピーアールが提供する「なんつい」サービスでの利用も予定している。「なんつい」サービスはユーピーアールが提供している位置情報サービスで、温度情報と合わせて把握することが可能。冷凍食品や医薬品なその輸送品質の向上に利用されている（現ユーザ利用台数、約 5,000）。

●TLI300Aの主な特徴

・小型（38cc）かつ、軽量（49ｇ）

・長時間使用が可能（30 分毎の定期発呼使用で、約4週間使用可能）

・加速度センサ内蔵のため、非移動時にはスリープ状態になり消費電力を低減

・充電用にマイクロ USB インタフェースを搭載

・KDDIモジュールリモート管理サービス（略称：KDDI MRMS）に対応