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日立システムズ、基幹業務システム製品をクラウド化

2015/01/21

(株)日立システムズはこのほど、製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage(フューチャーステージ)」のラインアップに、クラウドサービスモデルを新たに追加した。

「FutureStage」は、製造業や流通業などの生産管理や販売管理などを行う基幹業務システムのシリーズで、主に中堅・中小規模企業を対象にしている。各業界特有の業務要件を満たした機能を標準で備え、カスタマイズをせずに導入できる。

例えば、卸売業向け販売管理システムでは、輸出・輸入管理や進捗管理、BIなど多彩な機能を搭載し、販売管理の基幹となる販売・購買・物流在庫を重点的にサポート。また、食品卸向け販売管理システムは、賞味期限管理やトレーサビリティ、先入れ先出し基準での在庫自動引当などの機能を標準搭載し、食品卸売業の業務をトータルにサポートする。

これら特定業種向けシステムをはじめとした7製品が今回、クラウド化された。導入型と同様の機能を備えつつ、セキュリティの高いクラウド基盤を活用し、問い合わせ対応、保守などシステム運用に必要なサービスとワンセットにして月額16万円台から提供する。スムーズに業務を開始できるように、操作教育サービスなども提供する。システムは最短10日間で導入することが可能。

中堅・中小規模企業では、インフラの運用負荷軽減の観点や、企業再編、海外拠点の新規開設などに伴い、より短期間・低コストでシステム導入するため、基幹業務システムをクラウド基盤上で運用したいというニーズが高まっている。同社では、中堅・中小規模企業のこうした状況を踏まえ、今後クラウド版の販売を強化していく。

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