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ダイエー、新たな製氷技術で高鮮度の魚を販売

2015/01/05

(株)ダイエーは1月1日、新たな製氷技術を使った高鮮度の魚の実験販売をいちかわコルトンプラザ店(千葉県市川市)で行った。

(株)MARS Company(マーズカンパニー)が開発したコールドチェーンシステム「蔵番熟鮮市場」を導入し、刺身用の生ニシンや生ホッケなど、鮮度劣化が早いため北海道以外ではほとんど流通しない鮮魚を販売できるようにした。スーパー業界で同社の技術を導入するのは初めて。

「蔵番熟鮮市場」は、マーズカンパニーの製氷技術「sea snow」と高鮮度保持冷蔵装置「Kuraban」を組み合わせたシステム。鮮魚などの商品の劣化を抑制して長期間に渡って高鮮度を保持できる。

「sea snow」は、海水または塩水を使用した雪状の氷を作る技術。氷温マイナス1度、塩分濃度1%を長時間維持し、魚の体液と浸透圧差が生じるのを防止する。魚体から体液が流れ出さないので、鮮度の劣化を長時間抑制できる。「Kuraban」は温度を緻密にコントロールできる高機能な冷蔵装置で、生鮮品の鮮度保持期間を通常の冷蔵庫の3~5倍((長いもので半年から1年)延ばすことを可能にした。

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