2014/10/31

村田機械(株)は10月31日、フィンランドのマテリアル・ハンドリング（マテハン）システムメーカーであるシムコープ（Cimcorp Oy）の全発行株式を取得し、シムコープ並びにその関係会社を村田機械グループの100％子会社としたことを発表した。 

 

シムコープは、ガントリーロボット搬送システム「MBR」（Modular Built Robot）を主力製品に、世界40か国で営業を展開。 特にタイヤ業界では「シムコープ」ブランドの信頼は高く、タイヤ製造工程内保管・搬送システムでは世界トップクラスとなるほか、流通分野では食品や飲料、小売、eコマース、宅配などでも多数採用されている。 

 

村田機械グループにシムコープが加わることにより、それぞれが得意とするシステムを互いに補完しあい、ワン・ストップ・ソリューションの提供が可能。 村田機械にとっては、グローバル展開と成長分野にタイヤ分野に足場を築き、海外事業の拡大を図る大きなステップとなる。またシムコープにとっては、村田機械グループの経営資源を活用することで、事業の拡大とアフターセールスビジネスの充実が期待できる。 

 

両社はまず、グローバルネットワークを活用したアフターサービスの拡充に着手、サービス品質の向上を図る。