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アドバンスト・メディアとサトー、iPod ボイスピッキングシステムを販売

2014/10/15

(株)アドバンスト・メディアと(株)サトーは、Apple製iPod touchを利用した、物流業界向け、ウェアラブル型ボイスピッキングシステム「AmiVoice iPicking」を共同開発したと発表した。

音声認識を活用した「音声指示」と「音声確認に」よるピッキング方式で、物流現場での作業効率の向上やミスの防止において効果的であるということから、近年大きな注目を集めているツールだ。

今回、両社が共同開発したAmiVoice iPickingは、低価格、軽量でユーザーフレンドリーな操作性を兼ね備えたボイスピッキングシステム。用途と環境に合わせて、一括購入と月額使用料の2つの料金体系からシステムを選択できる。

iPod touch 16Gの販売価格2万1,800円、平均的なハンディーターミナルの1/5となり、端末料金と合わせて、従来比20%~50%のトータル導入コストダウンが可能。iPod touchのほか、iPadで使用もでき、端末をカートに取り付けることにより、ボイスピッキングカートとしても使用できる。



9月に開かれた自動認識総合展のサトーのブースでは、住商グローバルロジスティクス(SGL)の通販物流現場での導入事例を動画で紹介した。SGLが評価したのは話者不特定で長い単語を登録できる点だ。従来の検品作業は読み上げと帳票類への記入作業を2名1組で行ってきたが、導入後はペーパーレスでアイズフリー、ハンズフリーとなり、作業生産性は3倍まで向上、ひとりでも対応可能となったという。

SGLでは検品のみの作業としているが、今後はピッキングでの導入を目指す方向で、通販物流の他拠点での横展開も視野に入れていくとしている。


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