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BI/UKC/大成、ドローンポートシステムで業務提携

2019/01/22

ブルーイノベーション(株)(BI)は1月22日、(株)UKCホールディングス、大成(株)とあらゆる移動体との連携が可能なクラウドモビリティ構想の一環として、ドローンポートシステム「BIポート」の開発・事業化に向けて業務提携を行うと発表した。

今回の業務提携により、ブルーイノベーションはUKC、大成と共同でBIポートの開発およびBIポートに基づいたサービスの創出に取り組み、早期の実用化を目指す。

同社は国土交通省、東京大学鈴木・土屋研究室と連携し、物流用ドローンポートシステムを2年間かけて開発し、それを屋内を含めた様々なソリューションに対応可能な汎用性のあるBIポートに拡張してきた。UKCは屋内外のBIポートの普及に向けて、顧客向けのドローンサービスパッケージを創り、国内外の販売拡大を視野に提携する。

「BIポート」を軸としたサービスロードマップとして、インドアフライト、物流への展開を年内に進め、来年はインドアロボティクス、空飛ぶクルマへの展開を図り、最終的にはあらゆる移動体への連携が可能な「クラウドモビリティ」構想へと進めていく予定。
 
●BIポートとは 
BIポートの開発スタートは、産官学共同で、ドローンの目視外飛行において安全に自動離着陸が可能な物流用ドローンポートシステムとして開発された。GPSによる飛行と違い、画像認識により誤差なく高精度に着陸が可能で人が立ち入っている場合や、風速が飛行に対して危険な水準である場合は、自動的に離着陸を禁止させる機能も備えている。

また、携帯電話などの電波による機体との交信で、飛行計画や位置情報等の様々な情報を統合し、安全な飛行を実現している。加えて、ドローンポートPCとも通信しており、風速状況や人の立入状況を運航管理システムへ伝達し、安心安全な離着陸を実現している。

同ドローンポートシステムは複数のドローン・ロボットの統合管理を可能にするプラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を基盤に開発されており、ドローンポートの様々な情報を一元管理、監視が可能。

また、荷物運搬に使用する機体、荷物、各ドローンポートの予約機能も実装されており、物流サービスに最適化されている。その後、屋内を含めた様々なソリューションに対応可能な汎用性のあるBIポートに拡張し、屋内ドローンを利用した社員健康管理サービス「T-FREND」にも展開している。

●BIポートのロゴ(上)、BIポートのイメージ(下) 

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