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ヨコレイ連結子会社の海老養殖事業の参入

2017/07/28

ヨコレイグループの(株)アライアンスシーフーズ(ASF)は、マレーシアの海老養殖事業会社AGROBEST社(AGR)と包括業務提携契約を締結した。今後ASFはAGR及び関連会社に対し、投融資による資金提供(総額25億円相当)を実施するとともに販路拡大に協力、パートナーシップを築く予定。

AGRはマレーシアのペカン地区郊外に約500池を所有し、現在の年間生産能力は5,000t。ヨコレイグルーブとの共同事業により将来的には年間生産能力を3万tに引き上げる計画。AGRとヨコレイグループとは加工鰻の取引において親交があり、今回マレーシア海老養殖事業への協力要請があった。

ヨコレイグループは昨年7月にノルウェーのトラウトサーモン養殖事業会社の買収により、鮭鱒類における「垂直統合型ビジネスモデル」の構築に踏み出したが、今回の海老養殖事業への参画も同主旨によるもので、海老の安定調達を意図している。また、ASF社が出資するノルウェーのHofseth BioCare ASが製造する養殖餌料用サプリメントの有効性についても共同で研究開発を行う。

●AGROBEST社の概要
会社名:AGROBEST(MS)DN.BHD
代表者名:林依水
所在地:マレーシアパハン州ペカン郊外
資本金:3,334万マレーシアリンギット
従業員数:460人
保有施設:海老養殖施設及び孵化場、加工場、餌料工場

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