[最新ニュース] 経営/政策

コニカミノルタ・SICK、センサー分野で戦略的提携を発表

2017/03/29

コニカミノルタ(株)とドイツのSICK AGは3月28日、戦略的アライアンスに関する契約を締結したと発表した。

アライアンスの第一歩として、コニカミノルタは独自開発の3Dレーザーレーダー(※1)の改変バージョンをSICKにOEM供給し、SICKはこの3Dレーザーレーダーに、工場や物流の自動化市場向けのインテリジェントセンサーに特化したAppSpaceプラットフォーム(※2)を実装する。

さらに両社は、急速に成長する自動化市場向けに、今までにない価値を持つセンサーソリューションを提供するために、両社の幅広く補完的な技術ポートフォリオを活かして製品とソリューションの共同開発を行う。

※1 3Dレーザーレーダー
コニカミノルタの3Dレーザーレーダーは、24ラインで隙間なく、かつ広角で高精度スキャンを実現しています。3Dで動体認識が可能である特長を活かし、ハイセキュリティ分野やデジタルマニュファクチュアリング、デジタルマーケティングなどの状態監視のサービスソリューションへの活用に向けた発展を見据えている。

※2 SICK AppSpace
SICKはSICK AppSpaceを使用してプログラム可能なセンサーのオープンプラットフォームを提供している。SICK AppSpaceエコシステムによって、システムインテグレーターやOEM会社は、プログラム可能なSICKセンサー上で直接、特定のタスクに適合するアプリケーションソフトウェアを自由かつ柔軟に開発することができる。 これにより個々の顧客のニーズに合わせてカスタマイズされたソリューションを提供することが可能になる。

(左) SICK AG 取締役 ラインハルト・ベーズル
(右) コニカミノルタ株式会社 執行役 事業開発本部長 市村 雄二

|↑一覧に戻る|