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日通、新たな3か年中期経営計画を発表

2016/03/31

日本通運(株)は3月31日、4月からの新年度を初年度とする3カ年中期経営計画「日通グループ経営計画2018 新・世界日通。」を発表した。掲げられた基本方針は、国内(日本)事業の収益性を更に向上させ、真のグローバルロジスティクス企業となるべく、注力する事業領域と成長地域へのB to Bに特化した集中投資を着実に実行する、というもの。

同計画は、前々計画2012と前計画2015の過去の3カ年経営計画に続く総仕上げという位置付けで、同グループ中長期の方向性を示すとともに将来的発展への基礎固めという意義も併せ持っている。

数値目標を見ると、最終年度にあたる2019年3月期には、売上高2兆1,500億円(16年3月期(見通し)比7.5%増)、営業利益750億円(同38.9%増)、純利益450億円(同32.0%増)、ROA(総資産利益率)2.8%(同0.3ポイント増)等々、高い収益性を目指しているのが特徴。

具体的な重点戦略としては、エリア戦略面では、(1)日本を世界の一極と位置づけた国内事業の強化、(2)アジアへの経営資源の集中投下で圧倒的地位を確立等、また機能戦略で、(1)営業力の徹底強化、(2)コア事業の強化と高度化、(3)グループ経営の強化、(4)経営基盤の強靭化、(5)グループCSR経営の更なる強化等を掲げている。

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