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UDトラックス、羽生工場をユニキャリアへ譲渡

2016/03/31

UDトラックス(株)は3月31日、同社の羽生工場(埼玉県羽生市、工場敷地面積:20,000平方メートル)をユニキャリア(株)に譲渡すると発表した。

同工場では現在、UDトラックス向けトラック用マニュアルトランスミッションの生産を行っている。工場をユニキャリアに譲渡することにより、2012年から進めてきた生産体制最適化策をさらに前進させ、経営資源の集中を図る。

UDトラックスは2014年、生産体制最適化策の一環として、ユニキャリアの子会社であるグローバルコンポーネントテクノロノジー(株)へ、鴻巣工場を譲渡している。今回の羽生工場でもビジネスパートナーであるユニキャリアとUDトラックスの事業戦略による狙いが一致したため、合意に至った。

羽生工場では、工場建屋、設備、敷地の譲渡後も、UDトラックス向けマニュアルトランスミッションの一部を継続的に生産し、UDトラックスが当面の間、生産管理に携わる。その後、段階的にユニキャリアへ工場運営を移管し、UDトラックスで培ってきたノウハウを伝えつつ、両者は今後もビジネスパートナーとして共に事業の最適化を図る方針だ。

ユニキャリアの志岐彰代表取締役社長は、今回の譲渡について「UDトラックスから人材、設備を受け継ぐことによって、生産性や品質をさらに向上させることが可能となります。 今回の羽生工場の取得を通じて、弊社の事業戦略を具現化していきます」とコメントを発表している。

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