2016/02/02

（一社）日本物流団体連合会と会員企業34社は、1月16日、東京・渋谷区のベルサール渋谷ファーストで全国から802人のの学生を集め、「第２回物流業界研究セミナー」を開催した。

当日は、参加各社がブースを出展し訪問した学生に対し会社概要や事業内容の説明（1クール30分で9クール）実施し、物流企業の社会的重要性や先進性について解説。学生は複数企業を訪問し、様々な情報を収集した。

説明会と並行して、物流連の村上敏夫事務局長が物流業界の概要について講演したほか、物流業界で働く若手社員がパネルディスカッションやグループワーク、座談会等を開き、学生に物流業界の幅広い知識を提供。計2回のパネルディスカッションでは「ロジスティクスPRグループ 2015～物流いいとこみつけ隊～」のメンバー8人がパネリストとなり、「物流業界でのやりがいや楽しかったこと」、「業務にまつわる辛かった経験談」など生の声を学生に届けた。プログラムの最後には、同メンバー8人がグループワークを主宰。参加した47人の学生は、「物流業界の認知度を向上し、良いイメージをもってもらうためのキャッチコピー作成」をテーマとして、様々な価値観や認識を持った学生同士で議論を深め、企画・立案を行い、チーム毎に発表を行った。

参加した学生からは①社会インフラとして、人々の生活に欠かすことができない業界であると認識した、②様々な企業の説明を受けることで、業界を多角的に理解できた、③知らなかった企業に出会えたことで改めて物流業界の重要性を認識できた、という声が多く、学生に物流業を等身大で見てもらうセミナーとなったと考えられると同協会は話している。

なお、今後は参加学生、参加企業からのアンケートの分析を行い、今回のセミナーに関する課題を認識した上で、次年度以降の開催に向け、更なる内容の改善を検討していく方針。

<参加企業（50 音順）>

1. ANA Cargo 2. イー・ロジット 3. 上野トランステック 4. ケイヒン 5. 鴻池運輸 6. 佐川急便7. 佐川グローバルロジスティクス 8. 札幌通運 9. 山九 10. 商船三井 11.鈴与 12. 西濃運輸 13.セイノースーパーエクスプレス 14. センコー 15. 第一貨物 16.トナミ運輸 17. ニチレイロジグループ本社 18. 日新 19. 日通商事 20. 日鉄住金物流 21. 日本貨物鉄道 22. 日本梱包運輸倉庫 23.日本自動車ターミナル 24. 日本通運 25. 日本トランスシティ 26.日本パレットレンタル 27. 日本郵船 28. 日本ロジテム 29. 日立物流 30.丸運 31.三菱倉庫 32.ヤマタネ 33.ヤマト運輸 34. ユーピーアール