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産機工が賀詞交歓会、ロボットやIoTへの取り組み重視

2016/01/12

(一社)日本産業機械工業会は1月7日、東京・港区のホテルオークラ東京で平成28年新年賀詞交歓会を開催し、560人が新年の幕開けを祝った。あいさつした佃和夫会長は、企業間・産業間の連携で、生産性を向上させ付加価値を高める必要性を示し、とくにロボットやIoT、ビックデータ、人工知能を取り入れていくことを課題に挙げた。また、TPPについては中小企業や地域経済の積極的な活用を重要視し、政府に対しては、「新興諸国を中心に急拡大する社会インフラ市場の開拓や、中小製造業の海外ビジネス活動の支援など、国際展開戦略の着実な実施を期待している」と要望した。

来賓の経済産業省の糟谷敏秀製造産業局長は、「今年は景気の緩やかな回復を確実にしていかなければならない。賃上げを通じて消費に火をつけ、IoT、ビックデータ、人工知能などの技術開発や人材へ投資して、好循環に繋げてもらいたい」とした。糟谷局長はとくに、ビジネスモデルの変革を強調し、「腰を据えて改良、改革に日々考えを巡らせて欲しい」とした。さらに、売上が変動する製品単品だけの販売だけではなく、サービスを組み込んで売り上げに結びつける方法も示唆、そのために「各社が協調できることもある」とした。

●ロボットやIoTへの取り組みを重視した佃会長

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