[最新ニュース] 経営/政策

企業連携で新たな価値創出へ、日立物流の年頭あいさつ

2016/01/04

(株)日立物流が中谷康夫代表取締役社長の年頭のあいさつを発表した。同業種 異業種と連携し、いかに新たな価値創出するかを重要視している。
中谷氏の年頭あいさつの要旨は以下の通り。

いよいよ中期経営計画最終年度である2015 年度の最終四半期を迎えておりますが、一方、本年は新たな中期経営計画がスタートする年でもあります。

当社グループは、“Project Management ”により、引き合いから立ち上げまでのビジネスサイクルの中での潜在的リスクを潰し、“Smart Logist ics ”の導入・実装によって、実作業・運営状況の合理化を図ってきました。本年度、国内外の各現場を見てきましたが、「見える化・数値化」に向けた“意識の変化・行動の変化”を肌で感じており、現在は「成長サイクル」の実現に近づきつつある状況だと認識しております。

社長指針は『協創で世界に挑む』ですが、この『協創』という言葉の持つ意味・意義を、さらに深めていくことが、新たな中期経営計画の根幹になると確信しています。
『協創(Col laborat ive Innovat ion) 』の意味するところは、「世の中の変化に対応するため、自己完結型ではなく、他の企業と新たな価値を創る、外へ向けた活動を重視していく取り組み」と言えますが、『協創』の対象は「お客様」や「同業を含めた新たなパートナー」へと拡大しております。
IoT の進展等により、今後のビジネス環境はますます複雑化(多様化・広範化・高度化) していきます。自ずと物流事業者単独での課題解決には限界が生じます。「お客様・異業種及び同業種間での連携(繋がり)により、どのようにバリューチェーン全体の課題を解決するか」いわば、『協創を活性化することにより、いかに価値を創出するか』が企業存続の鍵となります。“現在の当社グループの行動を価値創出へとつなげる道筋”は見えてきております。

今年は、この兆しを「見える化」し、今こそ、確固たる信念をもって、目指す姿である「GlobalSupply-Chain Solut ions Provider」への道を我々自身で切り開きましょう。

|↑一覧に戻る|