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ヤマト運輸がモーダルシフト最優良事業者賞を受賞
ヤマト運輸㈱は、(一社) 日本物流団体連合会主催の「第13回 モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」で、大賞のモーダルシフト最優良事業者賞を受賞。11月18日に東京都・千代田区の霞山会館で開催された表彰式で表彰された。
同制度は、幹線輸送をトラックなどからより環境負荷の少ない鉄道輸送などへ転換し、CO2排出量の削減や物流の効率化を図るというモーダルシフトを積極的に推進している物流事業者を表彰する制度。物流事業者の自主的な取り組みの推奨や意識高揚に向け広く社会に発信することを目指している。
今回、ヤマト運輸が取り挙げたテーマは「九州発関東行き荷物のモーダルシフト拡大の取り組み」。当初はJR貨物駅に近接した福岡ベース(福岡県西部の物流ターミナル)だけで実施していたモーダルシフトの取り組みを、佐賀ベースと北九州ベースに拡大。両ベースが扱う関東への荷物を福岡ベースに集約することで、年間延べ約2,300台のトラックを削減し、約1,800tのCO2を削減した。
この取組みは作業面の効率化もされ、各ベースで関東の1都7県ごとに行っていた仕分け作業は鉄道ダイヤに合わ関東行きに一括し九州での作業時間を短縮。さらに、到着側の羽田空港に隣接する物流施設「羽田クロノゲート」を活用するなど合理化も図った。
●(上)鉄道輸送を利用した新しい輸送モードのイメージ図
(下)受賞したヤマト運輸の臼井祐一常務執行役員(左)
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