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ギフト分野強化へ 味の素、子会社AGFと事業統合

2015/10/09

味の素(株)は10月6日、同社グループのギフト事業の強化を図るため、ギフト事業を味の素ゼネラルフーヅ(株)に譲渡し、2016年4月1日に両社のギフト事業を統合すると発表した。ギフト市場は約7兆円と中元・歳暮市場の縮小傾向が続く一方、味の素は2014年推定で、ギフト市場の約6割を占めるパーソナルギフト市場は年率約2%で伸長し、今後も拡大する見通しを立てている。この伸長するパーソナルギフト市場でのプレゼンスを獲得するための統合で、4月に連結子会社化した味の素ゼネラルフーヅ(株)とのシナジー創出に向けた具体策の第一弾としている。

具体的には、製品ポートフォリオの見直しと、事業運営・営業体制等の効率化で収益性の改善を進めるとともに、生産・物流拠点の再構築を行うことで、事業構造強化を図る。また、独自技術を活用し、既存の食品・嗜好飲料製品に加え新領域「健康」のギフトを開発することで統合によるシナジーを創出していくという。

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