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日通が53年ぶりの大組織改正、ワンストップ体制を確立
日本通運(株)は4月10日、53年ぶりとなる大幅な組織改正を行うと発表した。陸海空の総合力を活かす「ワンストップ体制」を整え、顧客志向の営業強化と経営資源の選択と集中、効率化を目指す。実施日は今年5月1日付。
組織改正は、(1)航空、海運の各事業部を発展的解消による陸海空の総合力を発揮できるワンストップ体制の整備、(2)本社組織の見直すことで、将来の収益の柱となる新規事業開発、商品開発、マーケティング機能の強化、(3)グローバル事業を強化するグローバル関連部署を拡充―の3点がポイント。
ワンストップ体制の整備では航空事業支店、海運事業支店を新設。さらに陸上輸送部門とともに関東ブロックを新設して、先行して組織改正に着手していた九州ブロックや関西ブロックなどとともに、陸海空ワンストップ体制の構築を完了させる。
本社組織の見直しは、まず現在の5本部制をグローバル営業戦略本部、海外事業本部、管理本部の3本部制に改める。このうちグローパル営業戦略本部には、将来の収益の柱となる新規事業、商品の開発やマーケティング機能を強化するため、事業開発部、産業マ ーケティング部を新設する。海外事業本部には、海外事業の一層の強化のため、グローパ ルフォワーディング企画部、グローパルロジスティクスソリューション部を新設する。
そのほかブロック、支店組織の見直しも行い、顧客のニーズに即応する組織作りなどを強する予定だ。
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