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SGホールディングス、メディア懇談会でグループの戦略を発表

2015/02/27

SGホールディングス(株)は2月26日、東京都江東区の同社東京事務所においてメディア懇談会を開催、会長兼社長の栗和田榮一氏をはじめ、同社役員やグループ会社の社長ほか15名が出席し、同社の戦略発表後に記者と懇親を深めた。

同社メディア懇談会は東京都千代田区の経団連会館で例年催してきたが、今年は従業員が定期的に集う情報交換や意見交換、懇親会など社内コミュニケーションの場として利用される、東京事務所・オープンスペースで開かれた。社内融和の象徴として活用しているホールでの懇談会で、記者との距離感を縮めることを目的に開かれた。

3月21日に同社社長に就任する町田公志代表取締役が冒頭、「経済のグローバル化、少子高齢化、産業の空洞化など厳しい状況にあるが、物流業界では少子化に伴う国内市場縮小やドライバー不足など、喫緊の課題が山積している。その一方で通販市場の拡大やITを活用した多様な事業モデルが誕生し、成長のチャンスも非常に大きい。グループ資源の有効活用を図り、物流の課題をお持ちのお客様や国際展開を進めるお客様のニーズに的確に対応する体制を構築。国内外への取組みに通じ、グループ全体の総合力を高め、より一層の社会に必要とされる企業体を目指したい」と挨拶、同社の短期的な戦略を発表した。

・国内事業
BtoB物流に強みを持つ佐川急便(株)の全国ネットワークと佐川グローバルロジスティクス(株)の流通加工をはじめとする多様なリソース、グループ企業が持つ国際IT決裁機能を融合して一環した物流ソリューションを提供する。グループ会社のシナジーを活かした取組みをGO Advanced Logistics(GOAL)と名付け、全国150名体制で顧客ビジネスに潜在する課題をキャッチ、先進のソリューションを提供する活動を行っている。

・海外展開
2013年にシンガポールに海外事業の統括会社として、SGホールディングスグローバルを設置、昨年6月にはスリランカの物流企業であるエスポランカ ホールディングスを傘下に納めるなど、海外ネットワークの構築とスケール拡大中。これまでは東アジア、東南アジアが中心となるなか、アフリカ東海岸への足掛かりもつけている。

・その他
不動産事業において、私募リートの運用を目指すなど、運輸・物流以外の新しい領域も挑戦も行う。

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