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物流連、パワーアシストスーツ活用など議論

2014/12/24

(一社)日本物流団体連合会(物流連)はこのほど、第6回労働力問題小委員を都内で開催し、パワーアシストスーツや自動搬送機器の活用などについて議論した。

パワーアシストスーツについては、女性や高齢者の活用を進めていく観点から各企業で研究が進められている状況が報告され、実用に向けては荷主側と協議し、貨物の重量・容積・荷姿を工夫することも必要との意見が多くあった。

自動搬送機などのマテハン機器では、通販分野で高い効果があるとする一方で、汎用性の低さや効率化される領域の前後に作業員の負担がある問題が指摘された。また、これまで労働力が確保されている状況で機械化が進められてきたが、今後は労働力を補い労働負荷削減を目指す機械化に切り替えていくことが必要との意見に共感の声が寄せられた。

今後の対応と方向性については、省人化を目指しながら労働生産性を上げ、女性や高齢者の労働の負荷や長時間労働を軽減するために手荷役を必要最小限に留めることや、輸送モード間の積み替え時に生ずる荷役を効率化する一貫パレチゼーションの普及ついて意見交換が行われた。

委員会ではそのほか外国人労働者の活用が議論され、国内で採用して必要な研修を実施した後、海外進出先の支店等へ送り戻すという事例が紹介されるなどした。

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