2014/10/28

サトーホールディングス(株)は10月28日、海外事業の成長を加速するため、2015年1月にサトー・グローバルソリューションズ（米国）とサトーインターナショナル（東京）の2社を新設すると発表した。

2013年度の同社海外事業は売上高283億円で11年度比では53％増となるなど過去最高を更新。売上高全体に占める海外比率は29.3％、11年度の23％から6.3ポイント上昇し、海外営業利益は4.6倍増の18億円。海外営業利益率は6.4％と11年度の2.1％から大幅な伸びを示した。

新会社は海外事業の拡大を狙い、戦略的な役割を担う事業体として設立。サトー・グローバルソリューションズはソフトウェア開発力を強みに、ハードウェアとサプライの開発・製造、保守までを手掛ける独自の自動認識SI（ソリューションインテグレート）事業をグローバルに推進。戦略的アライアンスを構築しながら、製造、小売、物流、医療など、幅広い業種にワンストップソリューション提供を目指す。

サトーインターナショナルは、海外戦略の策定と実行、海外営業の推進、顧客マネージメント、収益力強化などグループシナジーを創出しながら海外事業全般を統括。新たな経営体制の導入により、事業のさらなる成長・拡大を図る。