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伊藤忠商事、マルチテナント型物流施設開発に参入

2014/09/10

伊藤忠商事(株)は9月9日、総合商社の顧客ネットワークを活かし、物流不動産開発ビジネスを加速すると発表した。

新たな事業モデルを構築し、資産規模の拡大を図ることが目的。これまで同社が同事業の中心として取り組んできたビルド・トゥ・スーツ(BTS型)物流施設開発に加え、新たにマルチテナント型物流施設へとビジネスモデルを拡大する構え。今後3年をメドに1,000億円を目指して優良投資資産を積み上げる計画で、J-REIT設立も視野に入れて検討するという。

また同社はシンガポール政府系の投資会社「テマセク・ホールディング」傘下のメイプルツリー・インベストメンツ社と新たな共同事業スキームを組成した。グローバルなマーケティングネットワークを活用した共同顧客開拓、効率的な投資スキーム構築が可能となり、相互にリソースを活かした共同投資プロジェクトを推進する。2016年竣工予定で大阪府堺市にマルチテナント型物流施設(総事業費200億円、延べ床面積4万坪)の開発に着手する。

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